Q:お塔婆(とうば)の由来って?
A:今から約2500年前、お釈迦様のお墓として古代インド語で「塔」を意味するストゥーパが建てられました。
お釈迦様が亡くなられた時、この塔を建てて供養したのが「お塔婆」の始まりといわれています。
仏教伝来に伴ってストゥーパも五重塔などいろいろ形を変化しながら、現在のお塔婆の形になったのです。
Q:お塔婆を建てることによって、どうなるのですか?
A:ご先祖様へのご供養になります。それだけでなく、私たちも功徳を積むことができます。
Q:日蓮宗のお塔婆はどんなものですか?
A:「南無妙法蓮華経」を記したものが日蓮宗のお塔婆です。
他宗のものには梵字(古代インド語)を書いたものもあります。
Q:お塔婆は、誰が、いつ、誰のために建てるものなのですか?
A:法事の施主が、故人のために、ご命日(年回忌)、そして春秋のお彼岸、お盆、お施餓鬼等の際に建てるものです。
施主でなくとも、志のある方には建てることをおすすめします。
ご自身のご先祖様の供養のために志す事が多いようですが、友人やお世話になった方、また有縁の方、そして無縁の方にもたむけて、善行を積まれるとよいでしょう。